【やらなきゃ損】起業するなら学生のうち?学生が起業する3つのメリットと方法をご紹介!
・社会人経験もないのに起業して失敗したらどうしよう…
・起業に興味あるけど、勇気がわかない…
・そもそも起業ってどうやってやるの?
最近の学生は、起業に対しての考え方が比較的身近になっていると言われています。
ただ、将来起業を考えている学生は、いつ起業をするべきかという悩みもあると思います。
この記事では、学生起業の不安を解消できるようにメリットとデメリットも紹介しながら考察します。
また、学生起業におすすめの内容も紹介していきます。
学生起業の3つのメリット
学生起業は「年齢が若い」ということが最大の特権ですが、そこから生まれるメリット3つについて解説していきます。
学生起業は応援されやすい
学生起業している人は10~20代がほとんどであるため、年上の人から応援されやすいと言えます。
起業の内容を相談に乗ってくれたり、取引先を紹介してくれたり、資金援助の話をもらえることもあります。
資金援助が受けやすい
社会人になってから起業した場合は、生活費はもちろん、起業費用も自分で調達することが一般的ですが、学生で起業した場合は両親からサポートを受けられる場合もあります。
そのため、生活費に関する心配をせずに起業することができます。
事業内容が社会にとって役に立つものであれば、融資の話が上がった場合にも学生起業は援助が受けやすくなることもあります。
失敗からのリカバリーも早い
起業後に仮に事業に失敗してしまったとしても、時間的にも精神的にもやり直しがききやすい点も学生起業のメリットです。
学生であるがゆえに、失敗を恐れずにとりあえず起業してみることが可能です。
また、学生起業に失敗しても「就職」という選択肢があることは学生にとっては大きな強みです。
この後ろ盾があるだけでも学生起業にチャレンジする意味は大きいと言えます。
とはいえ学生起業にはデメリットもある?
支援を受けやすいというのが学生起業のメリットですが、当然のことながらデメリットもあります。
夢を追いかけている間はこのデメリットに気が付かなくなるというケースもあります。
学業との両立はできるか?
学生起業をした場合は、本業である学業との両立が難しくなることもあります。
ホリエモンのように最終的に東京大学を中退したケースもありますが、彼のように成功を収めてしまえば中退はさほどのダメージにはなりません。
ただ、彼のように成功できるのは一握りであるために、自分自身が中退を考える場合は将来に向けての大きな決断を迫られることになります。
学校だけは卒業しておきたいと考えている場合は、学業と事業のバランスをいかに取れるかということが重要です。
社会的信用は低いことを理解する
学生で起業をする場合は、社会的な信用が得られない可能性が高いです。
事業内容がいかに素晴らしくても、代表者が学生というだけで話を聞いてもらえないケースがあります。
事業の資金調達の面でも、学生ということで一般的な金融機関からの融資はハードルが高めになります。
学生の場合は安定した仕事をしていないということで収入が不安定である、と金融機関は判断します。
金融機関は、返済の見込みができる人に融資を行うのが基本なため、この考え方は時代が変わってもまだ続くと考えておいた方が良いでしょう。
交友関係が狭まることも
起業をすることで人脈が広がったり、同じ学生起業家に出会うことで人間関係は広がっていきます。
ただし、学生で起業をすると言うことは、学業だけでなく学生生活のことも考える必要があります。
事業を進めていくことで、大学のサークル活動などに参加する時間も削られますし、アルバイトの時間も取りにくくなります。
学生時代の友人というものは「仕事」や「お金」が関係しないため、社会人になってからできる友人とは意味が違います。
人間関係が偏ってしまわないようにバランスを取る必要があるのも学生起業の注意点といえるでしょう。
学生起業におすすめの事業は
学生で起業する際におすすめする事業は、なんといっても「元手がかからないもの」になります。
カフェやレストランなどのように初期投資が必要なものはハードルが高く、失敗した場合のダメージも多いです。
では実際に学生が起業する際におすすめの事業を紹介していきます。
ITを利用した事業
IT系の起業は、資金ゼロからでもスタートできます。
極端に言えばPC1台さえあれば起業することができるのです。
自分の中にあるアイデアをインターネットを通じて発揮できるため、学生が起業しやすい分野と言えます。
学生起業でITを使って成功するためのアイデアとしては、今まで世の中にありそうでなかったサービスやノウハウを提供できると大きな強みになるでしょう。
例えばTimeeは「スマホで登録できるスキマバイト」という考え方を一般に定着させました。
今までアルバイトをするためには面接をして、働く時間を決めてアルバイトをするというのが一般的な流れでした。
1時間からでも働けたらいい…そんな潜在ニーズを見事にカタチにした例と言えます。
ニッチなマーケットを見つけよう
実はあまり注目されていなかったことに目をつけ、その課題解決のためのサービスを開発することで、学生起業を成功させることができます。
最近ではこの「スキマ産業」が注目されています。
最近話題になっているYouTuberも「あ、その手があったか」というネタを投稿して話題となるケースが多いです。
例えば、カンボジアのサーリィ少年(15歳)は、人気観光スポットであるアンコールワット寺院でお土産売りをしながら慎ましく暮らしていました。
貧しく学校にも行けないため読み書きが出来ず、言葉は観光客から学んで覚えたそうです。
そうして英語、中国語、タイ語、フランス語、日本語など15か国語を操れるようになり、いろいろな国からの観光客を相手にお土産を売るための会話をしている動画をYouTubeにアップしたところ世界中で話題になり、その後大学へいくまでの資金援助を受けられるようになったそうです。
人々が潜在的におもしろいと考えていることはニッチなマーケットを探すためのヒントになるといえるでしょう。
自分が不便と思ったことを商品にする
ニッチなジャンルでなくても、自分自身が「不便だな」と思っているアイデアを形にする方法もあります。
よく主婦が、普段の家事を楽にしたくて考えたもので特許をとり、その後社長になったケースもあります。
例えば、株式会社発明ラボックスの松本さん。この人は、掃除機をかけながら拭き掃除をするために考えた『ペン先すーぴぃ』を商品化した主婦発明家です。
会社を立ち上げた後も、苦手な家事がラクになるグッズを発明して商品化を続けています。
自分の身の回りにヒントは転がっているので、常に何か便利なアイデアがないかアンテナを張ることもアイデア出しの一つの方法になるでしょう。
4.学生が起業する方法
学生が起業する方法は大きく分けて2種類あります。
「個人事業」と「法人設立」です。
スタートのしやすさは個人が圧倒的に簡単です。以下で解説していきます。
気軽に始めるなら個人事業から
「学生のうちに起業する」と聞くとハードルが高く聞こえてしまいますが、まず個人事業主としてスタートするのであればハードルはぐっと下がります。
大学生が個人事業主として起業をスタートする場合、最低限必要な書類は「個人事業の開業・廃業等届出書」です。
必要事項を記載し税務署に持っていくだけで、トータル5分程度で手続きが終わります。
開業届の書き方についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので参照してください。
「開業届の書き方とは?〜記入方法から目的・メリット・デメリットまで解説〜」
起業に本腰を入れるなら法人登記をしましょう
学生でも法人を設立して起業するケースも多くあります。
会社設立を設立すると、社会からの信用を確実にアップさせることが可能です。
事業内容に自信があれば法人登記をするのも一つの方法です。
会社設立に必要なものは
・商号
・事業所住所
・目的代表者
・資本金
・役員
を記載して書類に記入する必要があります。
個人事業よりも法人のほうが経費にできる範囲が広いなど、税金面では有利です。
会社設立は1人でも可能ですが、せっかく法人登記するのであれば、周囲の仲間を巻き込んで、数多くのアイデアを出し合いながら起業するのがおすすめです。
卒業後は就職?事業を続ける?
学生起業した場合、気になるのは「学校を卒業したら事業をどうするか?」という疑問でしょう。
こちらは考え方が複数あるので、そちらについて触れていきます。
学生起業のゴールとは
学生起業のゴールは大きくまとめると2パターンしかありません。
「事業を続ける」か「事業を売却する」です。
学生時代に起業した内容がこれから継続できるのであればそのまま続けて事業を大きくしていくべきでしょう。
一方で、事業をどちらかに売却して、その費用を元に別の事業を立ち上げるという方法もあります。
売却できる事業かどうかは学生のうちに見極めておき、いい条件で売却できるのであれば思い切って事業を手放してみるというのも一つの選択肢です。
起業した経験は就職に有利?
学生起業の経験があれば、就職の時も有利と考えがちですが、実は重要なのは経験でなく「経験から何を学んだか」ということです。
学業と両立して起業を目指したという経験はもちろん、失敗した経験から学んだこと、これからどう役に立てていけるかをアピールできれば就職活動にも有利に働きます。
まとめ
学生起業で成功するためには、比較的リスクの少ない状況下で、お金を稼ぐことだけを目的とせず、自身の能力を育成したり、社会課題の解決に情熱を注ぎ、そのためのPDCAを回していく経験をつむことなども重要です。
また、学生のうちに起業することで、若いうちから実務の経験を積み、経理の知識を身につけ、社会との付き合い方など多くのことを学ぶことが可能です。
時間にまだ余裕がある学生時代に、思い切って学生起業を検討してみてはいかがでしょうか。
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