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【1日でできる】ビジネスアイデアの出し方を5つのステップで解説

あなたは、ビジネスアイデアを生み出すのが得意ですか?

既存の事業拡大したいと思ったり、新規事業を任されたり、はたまたこれから独立しようと考えているが、なかなかアイデアが思い浮かばないと日々お悩みではありませんか?

世の中には色々なサービスや商品がどんどん生まれていて、それぞれの事業にアイデアが存在するわけですが、それは一部の天才やキャリア数十年のベテランのみが生み出しているものでしょうか?

もちろん答えはNOです。あなたにも私にも可能なことです。

この記事では、すぐにできるアイデア創出法の一例をお伝えしています。
ぜひこの方法を取り入れて、新規事業創造の一助にしてください!

ふとした所にアイデアは隠れている


ずはり結論からお伝えします。
事業のアイデアを生み出す上で一番効果的なのは「あなたの生活や仕事の関わりの中にフォーカスすること」です。

近年では様々な情報にリーチできるので、アイデア発想法を検索すればいろいろなTIPSを発見することが可能ですが、なぜ日常にフォーカスするのが良いのでしょうか?

それは、あなたの接する範囲でしか深いレベルで思考することができず、また想像することのできる範囲にも限りがあるためです。

その点で日常で触れる範囲であれば、より多くのことに気づけますし、実際のニーズを持つ当事者として問題点を把握することが可能になります。

起きてから寝るまで、注意して考えてみる

それでは、このアイデア発想法の簡単な3ステップをお伝えします。

自身の中を見つめる作業になるので、なるべくリラックスできる環境で行うのが望ましいです。必要なものはありませんが、紙とペンがあれば思いついたことを忘れなくて済むでしょう。

1.日々の生活や仕事の記憶をたよりに、起きてから寝るまでの各シーンを反芻する。
2.その中で、「疑問に思った点」「不便・不満に感じた点」を列挙する。
3.「2」で列挙した点を深堀りし、アイデアへと昇華させる。

ポイント
・各シーンを反芻する際には、できるだけ詳細に行います。それと同時に、個別シーンが終わった後には全体を通して見直してみると新しい気づきが生まれる場合があります。

・列挙する点は、何でも構いません。特に感情と紐づく記憶が多く残っていると思いますが、逆に言えば感情が動くほどの「何か」がそこにはあったわけで、ヒントが眠っている可能性は高いと言えます。

・深堀りするには、以下の質問をぶつけることが有効的です。
 「なぜ現状のようになっているのか?」
 「どんなサービス(商品)があればこの点はより良くなるか?」

また、2→3のルートを一つの疑問点・不満点ごとに行ったほうが、より深堀りが可能になります。

未だ現れていない商品・サービスは無いか(創造)

次のステップは、そのアイデアを元に既存の市場を調査します。

あなたの疑問点や不満点を深堀りした結果、「こんなサービスがあれば良いな」というアイデアが生まれると思います。その場合は市場調査を行い、類似サービスや代替サービス、もしくは同じ悩みを持った人がどのように解決しているのかを徹底的に調べます。

結果としては、既に同様のサービスがあってあなたが知らなかっただけかもしれませんし、そもそもニーズが極端に少なく収益化が見込めないものかもしれません。

しかし、諦める必要はありません。既存のサービスには何か問題点があるから普及していないのでないか?ニーズを作り出して啓蒙からスタートするということであれば、ブルーオーシャンを作り上げることができるかもしれません。

あなたが1%でも可能性を感じたら、それは素晴らしい事業のアイデアとなります。

既存のサービスをより良く高められないか(改善)

世の中のサービスや商品のうちの大半は、既存のものを改良・改善して生まれていると言っても過言ではありません。

あなたが感じた不便な点も同様に、既存のサービスを少し改善することで解消される場合が多いかもしれません。そこにアイデアの種があります。サービスとサービスを掛け合わせたりターゲット層を変えたりといった手法で、既存の事業を生かしてより発展させることでアイデアを作っていきます。

ここで大切なのは、常日頃から既存のビジネスや成功例をインプットすることです。ベースが無いと、アイデアの発展にも限界が来てしまいます。もちろん、今日からで遅くはありません。

アイデアを形作っていく


アイデアがぼんやりとした輪郭を持ってきたら、次はブラッシュアップして、よりはっきりとした形を作っていきましょう。

ここで注意したいのは、100%を目指さないということです。

特に完璧主義タイプの方は注意が必要ですが、時代や環境が変化していく中で100%のアイデアというのはまず作れないといっても過言ではないので、実際に起業をして運営していく中である程度のマージンをもって動く必要があります。

ある程度の計算された緻密さは必要ですが、そこにこだわりすぎる余り実行段階に移れないことの方が致命的です。あなたの思いついたアイデアが、世界を変える大きな事業に発展するかもしれないのですから。

情報を集める

アイデアを形作る上で、調べうる範囲で徹底的に調査を入れます。
そうすることで、アイデア段階では見えなかった問題点や課題点、逆に強みとなる点がどんどん出てくるでしょう。

情報はあなたのアイデアを発展させるベースとなります。情報をインプットする様々なメディアがありますが、常日頃からインプットする習慣をつけておくことをおすすめします。

あなたの専門の分野は深いところまで、加えてその他の業界も浅く広く入れておくことで、他の人が思いもよらなかった組み合わせが生まれることがあります。特に以下の3点は必須項目として追うようにしましょう。

  • 現在の最新ニュース
  • 近年のトレンド
  • 過去の成功事例(国内・国外)

特に、海外で成功している事例を日本で展開したり、こちらの事業を海外で行えばそれだけで成立する例も多くあります。もし、既に事業を行っている方であれば、取り入れることのできる点はないか探す手がかりにもなるでしょう。

組み合わせや模倣も積極的に

すでにあるビジネス手法の模倣や、良いところの組み合わせは積極的に検討しましょう。

前述したように、今存在する事業の大半は既存のものの組み合わせや改善の上に存在するものですから、自分のアイデアに活かせる点は積極的に取り入れるべきです。その上で、あなたにしか出せないオリジナリティを乗せて勝負すれば良いのです。

サービスの組み合わせは、如何に業界や既存の枠組みに囚われない発想をもてるかが重要です。ただし、組み合わせると一言に言ってもそのパターンは限りなく多いので、課題解決型のマーケットインから思考を始めることがコツです。

一つだけ注意したいのは、特許や商標登録等の権利関連についてです。それらの知的財産を事業のコアに据える場合には、権利者との関係を踏まえ、より慎重な検討が必要となります。

おわりに

最後にお伝えしたいのは、あなたのアイデアは「実行されてこそ価値がある」ということです。100%のプランで無くて大丈夫です。進めていくうちに修正を重ねてよりよくしていけば良いのです。

当記事では、事業のアイデアを創出する方法の1つの例をお伝えしました。アイデア創出で悩んでいる方は、10分でも構わないので是非試してみてください。きっと、自身のうちに数多くのアイデアが眠っていることに気づかされると思います。

この記事があなたにとって少しでも起業やビジネスの成功に繋げて頂ければ幸いです。